ジャンル:ロボット、SF、アニメ
『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』は、VR映画とインタラクティブ要素が融合したユニークな体験を提供してくれるタイトルです。筆者が初めてプレイした際には気付かなかったインタラクティブな演出や、新たに発見した要素などもありましたので、今回は既にプレイ済みの方に向けての情報です。
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 | ★★★★★ |
インタラクティブ性 | 普通 |
操作性 | 普通 |
リプレイ性 | 普通(映画本編だけで1時間半程度のボリューム) |
日本語ローカライズ | 日本語音声・日本語字幕有り |
独創性 | ユニーク |
画質 | 最高 |
ゲーム展開形式 | VR映画 |
酔いにくさ | 酔いにくい |
プレイヤーの振る舞いでヒロインの言動が変化
最初に注目すべきポイントとして、筆者が驚いたのは、プレイヤーの振る舞いによってヒロインの言動が変化する場面です。VR映画ということもあり、当初は登場人物の動きや言葉はすべて固定された演出だと思い込んでいました。
しかし、プレイ中にある特定の行動を取ることで、ヒロインの反応が変わるシーンを発見しました。これによってストーリーが変わるわけではありませんが、こうした細かいインタラクティブな仕掛けは他のシーンにも隠されているかもしれません。筆者も周回しつつ探していきたいと思います。
隠れハロなどのイースターエッグ
初回のレビューで既に触れましたが、メインメニュー画面の艦室には隠れハロが存在します。このようなイースターエッグ的な要素もゲーム内に点在しているかもしれません(その後、映画本編中でも一箇所、隠れハロは発見しました)。筆者自身、艦室が広いため、隅々まで自由に歩けず、自室の片隅に移動してからMeta Questのメニューボタンを長押しして位置を調整しながら探しました。
机の上に置かれた資料なども遊び心が感じられるディテールが施されていますし、部屋の広さが十分なら艦外の宇宙空間から艦室を眺めることも可能で、よく作り込まれているなと感心しました。
Meta QuestのVR映画『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』を久々にプレイ
— 仮想遊士 (@Msfs2000J) October 27, 2024
オープニングメニューの細かい作り込みと遊び心も良いですよね#VR #ガンダム #銀灰の幻影 #MetaQuest pic.twitter.com/pTQSY2wFcO
操作の違和感とその理由
一部のプレイヤーからのレビューでは、「攻撃をトリガーでなくレバーでする違和感」が指摘されています。筆者も最初は同じことを感じましたが、ハンドトラッキングで操作できることを知り、その理由が理解できました。コントローラーとハンドトラッキングの操作を一貫させるために、この仕様が採用されたのでしょう。
映画の鑑賞が主体となるため、操作のシンプルさを重視した開発者の意図を考えれば、このデザインはやむを得ないと納得できました。しかし、コントローラーでプレイする人向けにトリガー式の操作オプションがあれば、さらに良い体験になったかもしれません。開発側がメニュー画面をシンプルに保つ意図も見受けられますが、少し工夫すればさらに幅広いプレイヤーの要望に対応できたのではないかとも感じます。
筆者のおすすめチャプター
最後に、『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』を既にプレイされた方に向けて、筆者のおすすめチャプターを紹介します。チャプターメニューにタイトルやサムネイルが表示されないため、探しにくいのが難点ではありますが、以下のシーンは何度も見返したくなる場面だと思います。
- 1-4 『コックピット搭乗・出撃シーン』 ガンダムファンにとっては、このシーンは必見です。コックピット内の細かなデザインや、パイロット視点での没入感が素晴らしく、まるで自分がガンダムを操縦しているかのような感覚を味わえます。
- 2-9 『最も見応えある某映画のシーン』 ガンダムファンなら思わず目頭が熱くなる某映画の関連シーンです。このシーンも何度も見たいと思う方が多いのではないでしょうか。
これらのシーンを通じて、ガンダムの世界に浸りながら、あたかもその世界の一員になったかのような体験が得られます。是非、何度もじっくりと楽しんでみてください。
まとめ
筆者も全容を掴みきれていませんが、『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』は単にVR映画として受動的に見るだけではもったいない作品のようです。みなさんも何度もプレイして、新たな発見をしながら楽しんでください!