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ブログへのアクセスありがとうございます!Meta Quest3で実際にプレイしたゲーム、アプリ等について語る自腹レビューブログです。あなたのVR生活がさらに充実するお役に立てれば何よりです。

Meta Quest3で実際にプレイしたゲーム、アプリ等について語るブログです

過去最高のVR映画!ガンダムが好きだったことがある全ての人に見て欲しい!『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』最速レビュー(VR映画編)

ジャンル:ロボット、SF、アニメ

360度VRで体感する宇宙戦はいかに?!『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』

今回は、期待外れに終わるかもと一抹の不安を抱きつつ視聴(プレイ?)したところ、個人的にはVR映画界過去最高ともいえる、いまだかつてない、そしてVRの魅力を最大限に発揮するVR映画に仕上がっていた『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』を発売初日にファースト世代の筆者がレビューします。

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項目 評価
総合評価 ★★★★★
インタラクティブ性 普通
操作性 普通
リプレイ性 普通(映画本編だけで1時間半程度のボリューム)
日本語ローカライズ 日本語音声・日本語字幕有り
独創性 ユニーク
画質 最高
ゲーム展開形式 VR映画
酔いにくさ 酔いにくい

モビルスーツのコックピットに搭乗できる日がついに実現

『機動戦士ガンダム』を好きだったことがある人なら誰もが憧れるモビルスーツのコックピット体験。あの両手のレバーのような操縦桿や、『機動戦士Zガンダム』から採用された360度スクリーン(全天周囲モニター)に憧れたことがあるのではないでしょうか。その夢がついに『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』で実現しました。

しかも、このVR映画は映画と言いつつ、単に視聴するだけではなく随所でインタラクティブな要素があり、上手く視聴場面と操作場面が切り替わり、モビルスーツの操作場面も適度に散りばめられています。モビルスーツに登場し、コックピット内のモニターを操作して全天周囲モニターが表示された瞬間の感動は言葉にできないレベルです。

ガンダムシリーズ、アニメ映画としてのクオリティも十分

VR映画というと主観視点で視聴する時間が多く割と退屈しがちですが、この作品ではインタラクティブ操作が多いことと、アニメとしてのカット割りなどもしっかり作り込まれており全く退屈することなく楽しむことが出来ます。

筆者はアニメファンではないためアニメ作品としての評価は難しいのですが、さすがに劇場公開作品のレベルではないかもしれませんが、OVAとして見れば十分な出来栄えだと思いました。

また、主人公(プレイヤー)は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のアクシズ落としに参加した経歴があるため、それに絡んだ回想場面などもVRで体験できたりと、過去のガンダムシリーズのファンも楽しめるストーリーではないかと思います。

ガンダムアニメの世界に入り込む、魔法のような没入感

VRにおいてはほぼ全てが3Dポリゴンによる表現になるため、アニメ的なビジュアルというものは難しく、自然に再現されたものが極めて少ないことはVRユーザーの方ならご存知だと思います。

しかし、『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』においては、ほぼ全編がいわゆる3DCGっぽいビジュアルではなく、通常のガンダムアニメそのもののタッチのビジュアル(髪の毛には輪郭線がなく、顔立ちには輪郭線がある等)で構成されています。

普通のアニメタッチながら立体感・距離感という3D要素も実現しているという、まさに魔法のようなグラフィックでガンダムシリーズのアニメの世界に入り込めます。至近距離で登場人物が話す姿を見ているだけでも見とれてしまいますよ。

そんなビジュアルのVR環境の中で、ガンダムシリーズあるあるの艦船の廊下の壁につけられた移動式レバーで移動したり、艦船のブリッジを眺め回したりと、ガンダムの世界をたっぷり堪能できます。

また、ハンドトラッキングにも対応していますので、コントローラを握らず手ぶらで鑑賞・プレイできるというのも、プレイヤー目線の丁寧な開発だと感心します。

回転椅子推奨!驚きの6DoF

さらに驚くべきですが、そんなアニメタッチのVR映画にも関わらず、なんと6DoFが実装されています。360度見回せるのは当然のことながら(本来は難しいはずですが、この作品の視聴中は当たり前のように感じます)、視聴中に頭を動かしたり移動すれば死角になっている所を覗き込んだりすること(他のキャラクターが操作しているPCモードのHALOの画面を覗くとか!)も、アニメの中を歩くことさえ可能です。

もちろん、コックピット内も360度、モビルスーツごとに作り込まれており、全天周囲モニターの表示なども丁寧に作られているので眺め回す値打ちがあります。モビルスーツ戦の場面などでも、あらゆる方向を見れますが、普通の椅子の場合首を振り回すのが大変なので、可能であればキャスター付きかつ回転式の椅子が推奨です!

ボリュームも満点、リプレイ性もあり

VR映画というと短編が多いですが、この作品は恐らく本編だけでも1時間半程度あったと思います(インタラクティブパートの上手さにもより変わります)。また、最初に自身のキャラクターと音声を男性か女性かで選択可能な上に、(恐らくですが)エンディングも変化させられるようです。

チャプター形式で選択して見たい場面、プレイしたい場面だけをリプレイすることもできますので、そういう意味では再視聴もしやすいと思います。

別途レビューしていますが、MRコンテンツとして、ドックに立っている実寸サイズのモビルスーツをいろいろな位置から眺めるコンテンツや、MRゲームもありますので、一度映画を見て終わりということにはならないと思いますし、Meta Questを持っていないガンダムファンのお知り合いに見せてあげるととても喜ばれるはずです。

まとめ

『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』は、これまでの常識を覆すVR映画作品の上に、ガンダムやアニメの世界に入り込みたい、ガンダムのコックピットに乗ってみたいという夢を実現してくれました。このクオリティで2,800円の価格は、Meta Questを持っていて、一度でもガンダムが好きだった人には絶対に体験して欲しい作品です。

日本の有名アニメが実写化されたりゲーム化されると、がっかりすることが大半ですが、『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』に関してはよくあるIP商法ではなく、完全に日本のガンダム制作陣がしっかり取り組んでいることがわかる良作です。オープニングのメニュー画面でさえ、部屋の隅々まで歩いてよく探せば「隠れハロ」が潜んでいたりと、制作陣のガンダムシリーズへの思いがしっかり伝わってきます。

筆者は予約販売なので10%引き程度で購入しましたが、下記のリンクからなら15%引きで購入できるはずです。もちろんMeta Questの返品規約に沿っている限り、返品も可能ですので、少しでも興味を持たれた方は是非プレイしてみてください。

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【無料】Meta Quest 3のハンドトラッキングが光る新感覚VRボクササイズゲーム『MOVE FAST』レビュー

Meta Quest 3による高精度のハンドトラッキングが快適なVRフィットネス体験をもたらす『Move Fast』

ジャンル:スポーツ、格闘、フィットネス

Metaが提供する無料のデモンストレーションゲーム『MOVE FAST』は、メタクエストのハンドトラッキング技術を駆使したユニークなVRゲームです。『Beat Saber』のような音ゲーに格闘要素を取り入れたこのゲームは、パンチや掌打、手刀打ちといった動作で目標を破壊していくスタイルが特徴です。コントローラを一切使用せずにプレイできるため、VRの世界への没入感が格段に向上します。

【無料】Metaストアリンク

項目 評価
総合評価 ★★★★☆
インタラクティブ性 普通
操作性 良い
リプレイ性 普通
日本語ローカライズ 英語のみ
独創性 ユニーク
画質 良い
ゲーム展開形式 単発ミッション型
酔いにくさ 酔いにくい

ハンドトラッキングが生み出す臨場感

『MOVE FAST』最大の特徴は、Meta Questのハンドトラッキング技術です。通常の特に素早い動作を要する運動系のVRゲームではコントローラを使って動作を認識させることが一般的ですが、このゲームではコントローラを持たないプレイヤーの素手の動きを直接トラッキングします。パンチの高速な動作だけでなく、掌打や手刀打ちといった手の形状をリアルタイムで判別するため、自分の手がそのままゲームの中で機能します。

無料ゲームとは思えないクオリティ

『MOVE FAST』は無料で提供されているにもかかわらず、Meta謹製だけありビジュアルのクオリティやトラッキングの精度は非常に高く、Metaの技術力の高さがうかがえます。特に、ハンドトラッキングの動作認識においては完璧とまではいかなくても、非常に優れた出来栄えです。無料のVRゲームとは思えないほどの洗練されたビジュアルも、このゲームの大きな魅力となっています。

フィットネス効果も期待できる

『MOVE FAST』は、ただのゲームに留まらず、フィットネス要素も兼ね備えています。ボクササイズ系のゲームと同様に、プレイするだけでしっかりとした運動量が得られます。難易度によって運動強度も調整されているため、軽い運動から本格的なエクササイズまで、様々なレベルに対応しています。Meta Quest 3 / Meta Quest 3Sを買ったばかりの初心者の方や、VRフィットネス未経験の方は、まずはこのゲームで試してみるのもおすすめです。

ハンドトラッキングのコツ

『MOVE FAST』をうまくプレイするためのコツとして、手の形状の作り方が重要です。特に手刀を使う場面では瓦割りのように真下に向けて打つより、手を前方に向けて斜め下に振り下ろすような動きがトラッキング精度を高めます。また、掌や手刀の形は早めに作っておくとゲーム内の認識精度が向上するようです。

まとめ

『MOVE FAST』は、無料でありながら非常に高いクオリティを持つVRフィットネスゲームです。Metaが誇るハンドトラッキング技術を体験できるだけでなく、運動量も確保できる点で、初心者から上級者まで楽しめる内容となっています。コントローラから解放された没入感は試す価値ありです。ボクササイズ系のVRゲームを探しているあなたも、無料の良いゲームを探しているあなたもぜひこのゲームでVRの最新技術を体験してみてください。

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もはやリアルドラクエ!無課金・農夫スタイルでクリアできるのか?!初めての「遺跡」冒険レビューMetaQuest『ブレイド&ソーサリー:ノマド』

メタクエストの大人気神ゲー『ブレイド&ソーサリー:ノマド』(Blade & Sorcery: Nomad)、この装備で新規実装されたクリスタルハントに挑んでみました!

ジャンル:剣戟、格闘、魔法、ファンタジー、RPG

『ブレイド&ソーサリー:ノマド』(Blade & Sorcery: Nomad)は、剣戟アクションとRPG要素を組み合わせたVRゲームで、アーリーアクセス版の頃から数年間にわたり、多くのプレイヤーを魅了しています。筆者もアーリーアクセス版から楽しんできたものの、今回初めて挑戦したのが、数日前に正式版に実装された「クリスタルハント」モードでの「遺跡」探検です。壮大な冒険の始まりは予想を超えるものとなりました。動画を添えてレビューします。

【15%引き】Metaストアリンク

項目 評価
総合評価 ★★★★★
インタラクティブ性 良い
操作性 良い
リプレイ性 良い
日本語ローカライズ 日本語字幕
独創性 ユニーク
画質 良い
ゲーム展開形式 オープンワールド型(クリスタルハント)、サンドボックス型
酔いにくさ 普通

「クリスタルハント」とは?

「クリスタルハント」モードでは、プレイヤーは貴重なクリスタルを求め、広大で複雑なダンジョンを探索し、次々と立ちはだかる敵と戦いを繰り広げます。クリスタルはプレイヤーのスキルツリーを強化し、次の冒険を有利に進めるためにも重要なアイテムです。クリスタルが隠された「遺跡」へのアクセスには、「前哨基地」の探索を経て地図や装備を集める必要があるため、準備段階から冒険と戦いが始まります。

自信過剰の無課金装備スタート

筆者はアーリーアクセス版で培った自信を胸に、防具を全く購入しないシャツに裸足、農業用フォーク一本という農夫スタイルで気軽に挑戦。回復アイテムも「遺跡内で拾えるだろう」と甘く見て装備せずに出発しました。そして、「遺跡」の入口に立った瞬間、その壮大なスケールに圧倒されます。

『The Climb』以上にリアルなロッククライミング

「遺跡」探検の初挑戦でまず感じたのは、敵だけではないその移動の困難さです。単に歩くだけではなく、ロッククライミングを使って進む場面が頻繁にあります。VRクライミングゲームの大御所『The Climb』ではボルダリングのように掴める場所が決まっていますが、『ブレイド&ソーサリー:ノマド』では岩の凸凹を確認し、掴める箇所を見つけながら登り下りする必要があります。(岸壁だけでなく、建造物も登れます)

筆者は『The Climb』よりも自由度が高く、また場所によっては数百mと感じるほどの高度のあるマップにより、『The Climb』よりもクライミングのリアルさと恐怖感を感じました。そして、筆者は何度も落下し、体力を大幅に削られることに…。

崖下には水が流れていますので、川を泳いで移動することでクライミングを極力避ける手段もあります。高所恐怖症気味の方なら、こういった移動方法を活用することも一つの手です。この辺の自由度も『ブレイド&ソーサリー:ノマド』の大きな魅力です。 

巨大な遺跡に圧倒されつつ、多様なスタイルで戦いを楽しむ

転落を繰り返した末、ロッククライミングでルートに戻ろうとすると、両岸から弓矢の狙い撃ちに合う筆者がとったのは、崖下から敵を引きずり落とすという戦法。しかし、上手く引きずり落とせず、敵もろとも崖下へ落下したり、こっそり忍び寄って以前拾った「フン」を敵の顔に塗りつけてみるも、ノーリアクションにがっかりしたりしつつダンジョンを先へ進みます。

地下空間とは思えない壮大な場所にたどり着き、そのスケールに圧倒されながら、ここが目的地かなと思いきや全くそんなこともなく、わらわら出てくる敵を10人ほど蹴散らし、さらに奥へ奥へと進みます。
この『ブレイド&ソーサリー:ノマド』(Blade & Sorcery: Nomad)のダンジョンは、本当にとんでもない大きさで圧巻です。単に面積が広いだけではなく、崖にせよ遺跡の建造物にせよ高低差、巨大さがとてつもなく、凄まじいスケールですよ。

ゴーレムとの遭遇と絶体絶命の危機

探索を続けるうちに、筆者は地下とは思えないほど壮大な空間にたどり着きました。光が差し込む明るい広場ながら、人骨さえ転がっており、嫌な予感しかしません…。警戒しながら進むと、突如として岩が動き出し、巨大なゴーレムが姿を現しました。狼狽しつつ武器を探し、必死で逃げ回りますが、手元の動きが狂って武器を落とす(←VR戦闘あるあるですよね)など、予想外のアクシデントが連発します。

瀕死の状態で回復アイテムを持ってこなかったことを心底後悔しながら、崖の上で見つけた弓矢を使って起死回生の遠距離攻撃を試みますが、ゴーレムには歯が立たず…。最後はゴーレムが投げてくる無慈悲なる巨石がヒットしてゲームオーバー…。筆者の初挑戦は無念の幕切れとなったのでした。(このゲームは途中セーブができないため、ゴーレムとの対戦からの再スタートではなく、遺跡の入口からの再スタートになります)

学んだ教訓:準備に勝るものはない

この初めての遺跡探検を通じて学んだのは、当たり前ながら防具と回復アイテムをしっかり準備することです(武器は敵を倒すたびに拾えますので最低限でも大丈夫です)。無装備の挑戦は筆者にとって苦い教訓となりましたが、それ以上に壮大なスケールのダンジョンや変化に富んだ戦闘体験を味わうことができ、まるでリアルにドラゴンクエストの世界を冒険しているかのようなスリルと臨場感を楽しめました。

また、かなり広大なマップのため、これから「遺跡」探索に挑戦される方は一時間程度は時間のある時に挑戦するのが良いと思います。通常の「前哨基地」の場合は、15分程度でクリアできると思いますので、時間がない時は「前哨基地」を攻めてお金を稼ぎましょう!

見習い勇者の冒険はまだ始まったばかり。次こそは装備を整え、再びこの巨大な遺跡に挑む決意です。

追記:2度目の遠征で無事にクリアしました!

その後、「前哨基地」でお金を稼ぎ、装備を整えて「遺跡」に再チャレンジした筆者。てっきり同じマップかと思いきや、そこには全く別マップが!この広大なマップが毎回変わるなんてとんでもないゲームですよね😅

今度はクライミングだけでは進めず、超高所で飛び回るハメに…。ちょっとでも遠く飛ぼうと思うと、空中で走るように手を動かしてしまうものですね。(笑)

クリスタルのようなオブジェクトを目指して、飛び、泳ぎ、登って進み、そこにあったレバーを引いてみると、なんと崖下の水量が変わり、ダンジョンの入口まで水が増えました。そこからは泳いでスイスイとたどり着き、無事にダンジョンを踏破し、再びゴーレムに対峙します。

ゴーレムの倒し方

ゴーレムは体に付いている赤・青のクリスタル?を破壊することで倒せますが、赤は武器で殴って破壊し、青はゴーレムに付いているものではなく、この広場(闘技場?)に設置された青いクリスタル(戦いが始まると、1つずつバリアがなくなり破壊できるようになる)を破壊します。すべてのクリスタルを破壊すれば、ゴーレムは動けなくなり、とどめを刺すことができます。とどめを刺した後は勝利の舞を舞うなり、記念撮影するなりして楽しみましょう!

クリスタルの使い方

その後は、ゴーレムから取り出したクリスタルを広場の奥の台に設置してマスターしたい魔法能力を付与し、ワープホールみたいな所から自宅に帰り、「遺跡」クリアとなります。持ち帰ったクリスタルを自宅のクリスタル置き場に設置すると、新たな魔法能力を身につけることができます。その際に、既に持っている他の魔法能力の付いたクリスタルも設置すると2つのクリスタルの混合技も身につけることができます。

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【最速レビュー】「勇者」気分で剣と魔法の世界をVR冒険!『ブレイド&ソーサリー:ノマド / Blade & Sorcery: Nomad』正式版ついにリリース!

アーリーアクセス版でさえ、Meta Questの「神ゲー」として知られていた『Blade & Sorcery: Nomad』の正式版が完成!

ジャンル:剣戟、格闘、魔法、ファンタジー、RPG

物理演算ベースのリアルな戦闘と豊富なMOD対応で、アーリーアクセスのβ版から数年間にわたり絶大な人気を誇ってきた『ブレイド&ソーサリー:ノマド / Blade & Sorcery: Nomad』。ついに「クリスタルハント」モード実装の正式版がリリースされました。早速プレイしてみたところ、『ドラゴンクエスト』の世界に入り込むようなゲームに仕上がっていましたので、ファーストインプレッションをレビューしたいと思います。

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項目 評価
総合評価 ★★★★★
インタラクティブ性 良い
操作性 良い
リプレイ性 良い
日本語ローカライズ 日本語字幕
独創性 ユニーク
画質 良い
ゲーム展開形式 オープンワールド型(クリスタルハント)、サンドボックス型
酔いにくさ 普通

2024年10月29日、待望のVRアクションRPG『ブレイド&ソーサリー:ノマド』が正式版としてリリースされました。本作はサンドボックス形式の自由度とアクション性が魅力ですが、正式版となったことでその魅力がさらに進化。この記事では、アーリーアクセス版との違いやグラフィックの向上、新機能などについて最速レビューをお届けします。

大幅にグレードアップしたグラフィックの進化

正式版でまず目を引くのは、画質の大幅な向上です。Meta Quest 3 / Meta Quest 3Sに最適化されたのか、ローディング画面の時点から文字もオブジェクトもはっきりと見えるようになっており、アーリーアクセス版で感じられたぼやけた印象は完全になくなりました。

また、見慣れた海辺の風景もまるで別ゲームのように感じられ、グラフィックとしては『アサシンクリードネクサスVR』に近いレベルにあると感じます。開発者の予告どおり、海の表現も大幅に改善し、プレイヤーが海を泳いで海中のアイテムを拾うことができるなど、アクティブな探索も可能。これまで以上に壮大で美しい世界も楽しめる作品に仕上がっています。

アドレナリン全開!何でもありの格闘

そして、なんでも武器にでき、どんな闘い方もできる魅力は正式版でも健在。

Modを導入しなくとも剣や魔法の杖といったRPGのオーソドックスな武器だけでなく、農具用のフォークや浜辺におちているボートのオール、椅子(椅子の脚をうまく使えば敵の武器を絡め取ることさえ可能)、机、樽、壁や床に至るまで、格闘センス次第で何もかもを武器にできます。

おバカプレイからゲリラ戦、剣豪気取りとなんでもありの闘いを楽しめますよ!

広大なマップと中世ヨーロッパ風の世界観

本作のもう一つの魅力は、広大なマップの導入です。これまでのサンドボックスモードやダンジョンモードとは異なり、正式版では古代遺跡の荘厳さや中世ヨーロッパ風の自然描写が緻密に作り込まれており、まるで『ドラゴンクエスト』などの剣と魔法のRPGの世界に入り込んだかのような没入感が味わえます。

さらに、従来のサンドボックスだけでなく、冒険や探索が楽しめるクリスタルハントモードも搭載され、どちらのモードを選択する際にも初期スキルを設定できるシステムが追加されました。筆者は格闘系のスキルを選択しましたが、プレイスタイルに応じて多彩なスキルを選べるのも魅力です。

また、このスキルはゲーム中で集めるクリスタルを使ってスキルツリーをアップしていき、様々な技や魔法を習得していけるようです。

RPG要素が強化された武器購入システム

正式版では武器の入手方法も進化。倒した敵から奪うだけでなく、武器屋が存在し、店員(といっても「男爵」、笑)から直接購入が可能です。実際に武器を手にとって選び、店員とやり取りをすることで、まるでRPGの世界でショッピングをしているような没入感が生まれ、冒険のリアリティが増しています。

グラフィック向上による鮮明なゴア表現とその設定オプション

『ブレイド&ソーサリー:ノマド』といえば、ゴア表現(出血表現や四肢切断など)も話題の一つですが、正式版ではグラフィックの進化によりさらに鮮明に描かれています。血の色もより鮮やかで、出血量が増えたように感じるため、この点は好みが分かれるポイントかもしれません。

ただし、出血表現や四肢切断のエフェクトはオプションでオフにすることが可能なため、苦手な方も安心してプレイできます。ユーザーの好みに合わせてカスタマイズできる点も、より多くのプレイヤーが楽しめる配慮として嬉しいポイントです。

地味に嬉しい完全日本語字幕対応

今回の正式版アップデートで驚いたのが、最初から日本語で表示されたことです。また、日本語の字幕もアーリーアクセスの時とは違い、設定内容やセリフなどもほぼ違和感がない字幕になっています。今のところは文字化けなども見当たりませんので、多くの日本人プレイヤーもストレスなくプレイできます。

まだ見ぬ冒険への期待を膨らませて

筆者は現在、武器購入まで進めた段階ですが、広大なマップや緻密に作り込まれた世界を歩き回るだけでもワクワクが止まりません。正式版は、新たなマップでの探検やエキサイティングな戦闘が期待できる仕上がりとなっています。

『ブレイド&ソーサリー:ノマド / Blade & Sorcery: Nomad』の正式版は、アーリーアクセス版で好評だった、極めて自由度の高いサンドボックスとMod要素に加え、グラフィックの向上やRPG的要素が追加され、より一層進化しています。まだ筆者の冒険も始まったところですが、すでにかなり期待できる内容ですので、これからの冒険に胸を膨らませてプレイを続けていきたいと思います。

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ロックされた謎のチャプター(3-18)解禁など『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』2024/10/24第一弾アップデート

今回のアップデートでこれまでロックされていた3幕チャプター18を選択可能に

ジャンル:ロボット、SF、アニメ

2024/10にリリースされたガンダムシリーズ初のVR映画『機動戦士ガンダム: 銀灰の幻影』に2024/10/24にアップデートがきました。バグフィックスやパフォーマンス改善がメインのアップデートのようですが、久しぶりにプレイしてみましたのでアップデート内容についてレビューします。

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項目 評価
総合評価 ★★★★★
インタラクティブ性 普通
操作性 普通
リプレイ性 普通(映画本編だけで1時間半程度のボリューム)
日本語ローカライズ 日本語音声・日本語字幕有り
独創性 ユニーク
画質 最高
ゲーム展開形式 VR映画
酔いにくさ 酔いにくい

主なアップデートはパフォーマンス改善

今回のアップデートは主にパフォーマンス改善のようで、特に処理能力が落ちるMeta Quest 2で十分に視聴できなかった人にとってのアップデートが主体のようですまた、レビューであまり評判が良くなかった「視点による移動操作」はコントローラー操作寄りに変更されていました。

筆者はMeta Quest 3でプレイしているため、モビルスーツの移動操作の変更以外はあまり変化を体感できませんでしたが、大手デベロッパーだけにユーザーのレビューに対応した改善などは正直期待していませんでしたので、アップデート自体に好感を持ちました。

ロックされた謎のチャプターを選択可能に

ロックされた謎のチャプターとして若干話題になっていた「第3幕 チャプター18」ですが、アンロックに必要な要素や隠し要素ではなく、単純にバグだったようです😅

実際に選択すると、普通にエンディングにつながる最終チャプターでした。ただし、このアップデートに合わせてチャプター選択のUIにチャプター内容の要約が表示されるようになりましたので、これまでよりはリプレイ時の使い勝手は改善したと思います。

まとめ

今回はパフォーマンス改善のマイナーアップデートでしたが、デベロッパーが放置せずにアップデートしていく姿勢も見えましたので、より今後の展開が楽しみになりました。

筆者としては、MRバトルをあえて全面が宇宙のVRでプレイできるようにしたり、MRギャラリーのグラップリングフックのレティクルを非表示にしたり、MRギャラリーでモビルスーツをガンプラをいじるようにして好きなポーズを付けて表示できるようになったりすれば嬉しいです。

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【無料】あのIVEもVRで見れる!Meta Questで体感する驚愕の臨場感!K-POP VRライブアプリ『VENTA X』

未来のエンタメ視聴スタイルともいえるVRライブをなんと無料で楽しめる『VENTA X』

ジャンル:K-POP、音楽、エンタメ

K-POPファンや音楽好きな人はもちろん、K-POPにあまり興味がない人にも楽しめる無料アプリが『VENTA X』。このアプリは、Meta Questを使って臨場感溢れるVRライブを体験できるという画期的なエンターテイメントアプリです。毎週3曲ずつコンテンツが追加され続けており、目の前でK-POPアーティストがパフォーマンスする姿を3Dで鑑賞するというVRでしか味わえない貴重な体験が可能です。

【無料】Metaストアリンク

項目 評価
総合評価 ★★★★★
インタラクティブ性 普通
操作性 良い
リプレイ性 良い
日本語ローカライズ 英語のみ
独創性 ユニーク
画質 最高
ゲーム展開形式 ゲーム要素はなし
酔いにくさ 酔わない

VRライブの圧倒的な没入感

無料とは思えないクオリティと豊富なコンテンツで、K-POPを知らなくても楽しめる

『VENTA X』の最大の魅力は、なんといってもK-POPアイドルのパフォーマンスを至近距離で観賞できること。3D映像で収録・再現されたライブでは、まるでステージの最前列にいるような感覚を味わえます。イケメン・美女たちが目の前で歌い踊る姿を、まさに「ガン見」する体験は、VRならではの臨場感。目の前30cmほどに顔が寄ってくる時なんかは思わずドキッとしちゃいますよ。

4Kから8Kへと進化する高画質映像

『VENTA X』では、ほとんどのコンテンツが4K映像の8Kアップスケール版で提供されており、クリアに髪や肌の質感まで感じることができます。しかし、ネイティブ8K映像として収録されている一部のコンテンツはさらにクオリティが高く、髪の毛1本まで見える精細な映像に驚かされます。

アイドルたちのスタイルや顔立ちだけでなく、肌の質感や息遣いまでリアルに感じ取れる映像体験は、VR、そして『VENTA X』だからこそ味わえます。YouTubeやその他のVR映像を体験したことがある方も、このアプリは別格のクオリティですのでぜひ一度視聴してみてください。

IVEのチャン・ウォニョンを至近距離で観賞できるという至高のひととき

K-POPの超AAAグループ、例えばBTSやTwiceのような有名アーティストは現状ではラインナップされていませんが、IVEの「ELEVEN」を視聴できるのは見逃せないポイント。K-POP界でも最強のビジュアルと称されるチャン・ウォニョンのパフォーマンスを3Dで至近距離で見るなんて、まず一生実現できない贅沢な体験です。

通常の写真や動画だけでも美しさは際立っていますが、3DVRで彼女のパフォーマンスを楽しむとファンでなくても惹きつけられるはずです。

VRエンターテイメントの可能性と豊富なコンテンツ

K-POPに興味がない方でも、目の保養としてイケメン・美女を楽しんだり、仕事で疲れた夜にひとときの癒しを得るにも活用できるアプリです。また、VRライブそのものが新しいエンターテイメントの形であり、未来の主流となるであろうこの分野に一足早く触れることができます。

通常のアプリは無料コンテンツはお試し程度で、メインが有料コンテンツですが、『VENTA X』は無料コンテンツがメインで数百曲にのぼり(逆に有料コンテンツはごくわずか)、メールアドレスの登録(Yahooなどの捨てメアドでOK)だけで気軽に楽しめます。

まとめ

『VENTA X』は、K-POPファンにとどまらず、Meta Questを所有するすべての人におすすめのアプリです。きっと、「お気に入りのアーティストが追加されれば数千円でもコンテンツを買いたい」と思ってしまうレベルですよ。ぜひ試してみてください!

【無料】Metaストアリンク

「Meta Quest 3S」「Meta Quest 3」買うべき?やめるべき?迷っているあなたへの徹底ガイド

VRゴーグルが気になるけれども、よくわからないという方に徹底解説

VRChatを始め、VRの世界がどんどん広がっている中で「Meta Quest 3やMeta Quest 3Sが欲しい!」と考える方も増えてきました。しかし、実際に購入するかどうかで迷っている方も多いはず。VRヘッドセットはまだ普及段階にあり、実際に試してみたことがないと不安を感じるのは当然です。

そこで今回は、Meta Quest 3 / 3Sの購入を検討中の方に向けて、実際に約1年間Quest3を使っている筆者の視点から、購入すべきかどうかを判断するためのポイントを詳しくレビュー・解説します。

【まず知っておこう!】Meta Quest 3S / 3の購入を「やめておくべき」人とは?

1. プレイスペースが十分に確保できない方

VRを快適に楽しむためには、2m四方程度のプレイスペースが必要です。Meta Questでは多くのゲームが立ってプレイするようになっており、特にアクションゲームや歩き回るゲームでは、自由に動けるスペースがあるとVRの体験が格段に向上します。もちろん、立った状態でも座った状態でもプレイできるタイトルは多いのですが、せっかくの没入感を味わうなら十分に体を動かせるスペースがあることが理想です。

また、座った状態や狭い空間でプレイする場合は、VR内で横や後ろを見たり、体の向きを変える際に、通常のゲームのようにコントローラのスティックで操作することになります。このスティック操作による視点や向きの変更は、VRに慣れた人でも酔いやすくなりますので、そういう意味でも体を動かして方向転換できる程度のスペースがある方が望ましいです。

2. 小さな子供やペットがいる方

小さな子供やペットがいる部屋でVRをプレイする場合、衝突の危険性があります。VRのプレイ中に壁を殴って痛い思いをする程度なら笑い話になるのですが、小さな子供やペットを踏んだり蹴ったりしてしまうと大変です。

MR(Mixed Reality)機能を使えば、ゲーム内で現実の部屋やオブジェクトが視界に表示されるため、周囲の状況を把握しながら遊ぶことができます。これにより、プレイ中にペットや子供が見えないといった不安を軽減できます。しかし、背後にいる人は見えませんので、とっさに後ずさりしたりすることもあるVR・MRゲームを小さな子供やペットと同じ部屋でプレイすることはやめておきましょう。

3. 生活音が響きやすい環境に住んでいる方

VRゲームでは、思っている以上にとっさに足を踏み出したりする場面が多く、足音などが予想以上に響くことも考えられます。特に生活音が響きやすいマンションやアパートの部屋に住んでいる方は、その点を考慮する必要があります。

座ってプレイしたり、基本的にコントローラのスティックで移動するVRChatのようなアプリを使う分には問題ありませんが、立って激しく動き回るタイプのゲームをプレイしたい場合は、お住まいの環境も含めて検討してください。

4. Wifi環境がない方

Meta Quest 3S / 3は、VRChatのようにオンライン接続が前提となっているタイトルやアプリもありますので、Wifi環境はほぼ必須です。ゲームのダウンロードや本体アップデートでも頻繁に使用するため、Wifiがないと多くの機能を活用できません。自由に接続できるWifi環境が整っていない場合は、購入を見送ることをおすすめします。

 

筆者のMeta Quest 3使用経験からは、経済的理由などを抜きにすれば、「Meta Quest 3 / 3Sの購入をやめておくべき」というのはおおむね上記に当てはまる方です。

次に、では実際にMeta Quest 3S /3を購入した場合、どのようなコトができ、どのような価値があるのかを解説したいと思います。

【ここが魅力!】Meta Quest 3 / 3Sの楽しみ方

1. Meta QuestだけでVRChatを楽しめる

Meta Quest 3S /3にはマイクやスピーカーが内蔵されており、コントローラーを使った手振りもVR内に反映されるため、Meta Quest 3S /3の本体とWifi接続さえあれば、VRChat内で会話・ジェスチャーも含めたコミュニケーションを楽しめます。(VRChatはアプリ内課金しなければ無料で利用可能)

ただし、VRChatにはファイルサイズなどの関係でPCでしか利用できないPC VR向けコンテンツもあります。どうしても訪れたいワールドや利用したいアバターがある場合は、Meta Quest単体で動作するか事前に確認しておくのがおすすめです。

仮にQuest単体でのVRChatでは飽き足らないほどハマった場合は、VRに対応したハイスペックなPCとMeta Quest 3 / 3Sを用意して接続すればPC向けコンテンツも利用できますので、いきなり何十万円もする機材を揃えるより、まずは数万円のMeta Quest 3 / 3Sで始めてみるという方法が良いと思います。

2. Meta Quest単体でVRゲームを満喫

Meta Questシリーズの最大の魅力は、高価なハイスペックPCがなくても単体でVRゲームが楽しめることです。Meta Horizonストアから簡単にゲームを購入・ダウンロードでき、PCと接続する必要がなく、電源ボタンを押すだけで瞬時に起動するので、いつでも遊びたい時にスマホ感覚で手軽にプレイできます。

また、PCに接続すれば、よりリッチなグラフィックを提供するPC VRゲームも楽しむことができるので、初心者から上級者まで幅広く対応しています。スポーツ、シューティング、パズル、格闘、音楽、アートなどなど、ありとあらゆるジャンルのゲームが揃っており、誰でも自分に合ったタイトルを見つけられるでしょう。

3. フィットネスやダイエットにも

Meta Quest用ゲームの中でも最も盛んなのがスポーツジャンル、数百種類のスポーツゲームがラインナップされています

Meta Questは、フィットネス系・スポーツ系のゲームやアプリも人気です。ゲームや設定によっては、たっぷり汗をかくほどの運動量が期待でき、楽しみながら日常的な運動不足を解消するのにもぴったりですし、HIITトレーニングやヨガに特化した自宅トレーニング系アプリも存在し、時間や費用の関係などでジムや教室に通いにくいという方にも向いています。道具や服を購入してジムや教室に通う費用を考えると、運動面だけで考えてもMeta Quest 3 / 3Sは安いものとも言えます。

さらに、ゲームならではの楽しみや達成感があるため、運動が続かない方でも「ゲームを楽しんでいるうちに運動していた」という感覚で、続きやすいのが魅力です。筆者自身も、「今日はちょっとだるいので15分だけ軽く…」と思いつつプレイを始めたら、1時間たっぷり汗をかいていたということも少なくありません。

また、社会人ともなると簡単に人を集めてスポーツを楽しんだりということもできませんが、昔やっていたスポーツを久しぶりにプレイしたいとか、スカイダイビングやバイクレースなどの現実では気軽に挑戦できないスポーツを試してみたいという気持ちをすぐにかなえてくれるのも大きな魅力です。

4. 大画面で映画や動画を楽しみ、PCをマルチモニタ環境に

あまり知られていない使用方法ですが、Meta Quest 3S / 3は映画や動画の視聴にも使えます。YouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoなどのコンテンツを、映画館並みの大画面で楽しむことができ、プロジェクターや大型テレビを購入しなくても大画面の迫力ある映像体験を楽しめます。

そして、Meta Quest 3 / 3Sでは仰向けに寝転んで真上(天井方向)に映像を投影することができ、寝転んだままで大画面の映画鑑賞も可能です。また、プロジェクターと違い周囲が明るくても問題なくスクリーンの設置も不要なため、何時でも実際の部屋より大きな大画面で楽しめます。映画や動画好きにはたまらない機能です。

筆者も映画好きで過去に何度もプロジェクタ導入を考えたものの、使用するスペースや真っ暗な時間・場所を確保できず断念しましたので、この機能には満足しており、特に大画面で見たいコンテンツはMeta Quest 3で視聴しています。

Netflixの『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』もMeta Quest 3の大画面で視聴しましたが、モビルスーツの頭部のアップなどは実物大くらいで見れますし、映像の迫力と精細に作り込まれたMSの質感や細部まで楽しめました。こういうコンテンツはテレビやスマホで見るのとは全く別物のように見えますよ!

5. 外部機器・PCを接続してさらに活用

さらに、これもあまり知られていませんが、HDMI経由でTVに繋げられるゲーム機、iPhone、iPad、デジカメその他の映像機器をQuest内に映し出すことも可能で、Nintendo SwitchやPlaystation5をテレビを使わずに大画面でプレイできます。(筆者の使用しているキャプチャーカードでは1920✕1080フルHD 60fpsが可能)

もちろん、Blu-rayレコーダーなども接続できますので、映像配信サービスでは配信されていない映画や音楽のBlu-rayや、昔のホームビデオのDVDなどを大画面で楽しむことも可能です。

PCに関しても、単にPC画面をMeta Quest 3 /3S内に映すだけでなく、自由なサイズ・配置でモニタをVR内に複数設置したりも可能です。小さなノートPCで持ち帰り仕事をしているような方でも、VR内で3つの大画面でそれぞれExcel、Word、ブラウザを開いたりも出来ますので効率よくPC作業をこなしたい時にも便利です。

【Meta Quest 3Sと3、どちらが良い?】初心者には3Sがおすすめ!

このブログを読まれるくらい悩まれている方や、経済的に「高い買い物」と思われる方は、迷わずMeta Quest 3Sを選んでください。Meta Quest 3SとMeta Quest 3の違いは、主にディスプレイ性能と深度センサーの違いで、内部の処理性能には違いはありません。VRはわずかな画質の違いよりはフレームレートやレスポンスの速さが大事ですし、その点で両者に違いはないはずです。

VRゲームを楽しめ、ジムの月謝を払い続けるより安く、さらに大画面モニタやプロジェクタまで兼ねてくれ、スマホでは楽しめないVRChatなどのメタバースも満喫できるVRヘッドセットが4万円台で購入できるというのはかなり「安い」と思います。(筆者がMeta Quest 3を購入した時は、10万円近かったのですが、それでも使い始めてすぐに十分元が取れたと思いました)

「初めてVRを利用する、購入するので不安が多い」という方はMeta  Quest 3Sにしておかれれば、期待していたほど楽しめなかった、合わなかったという場合でも、良い状態でメルカリにでも出せば3万円台で十分売れると思いますので、より安心ですよ。

【お得に買うには?】安く買うより上手く買おう

Meta Questの本体はなかなか安くなることがありませんので、欲しい時が買い時だと思います。ただし、安く買うことはできなくても、以下のような方法で上手く買うことはできるかもしれません。

  1. 楽天市場のスーパーセールのポイント倍付けや、Yahooショッピングのpaypayポイント還元を上手く使う
  2. 地元の自治体がQRコード決済のポイント還元対象の時に、地域の対象店で購入する
  3. 既存のMeta Questユーザーによる紹介リンクを通して購入し、Meta  Questのゲームやアプリ購入時に使えるストアキャッシュ3,000円分還元を受ける

3につきましては、Meta Questは購入後しばらく(3ヶ月程度?)は、ゲームやアプリの30%引きなどの案内がちょくちょくきますので、これと合わせて使えば、実質5,000円分程度にはなると思います。

また、今なら新作のバットマン(販売価格7,800円!)も付いてきますので、実質40,000円以下で購入できる感覚ではないでしょうか。(2024/10現在)

仮にVR体験に満足できず、メルカリで30,000円程度で売ることになったとしても、差額10,000円でVRを経験できると考えれば、「買うか買わないか」「VRChatやってみたいけど、どうなんだろう?」と迷っているよりよほど良いと思いますよ。
上記のストアキャッシュに関しては、既存のユーザーに知り合いのいない方は下記のボタンが筆者の紹介リンクになっていますので、良ければそちらをお使いください。

Meta Quest 本体特典購入リンク
3,000円分ストアキャッシュ還元

どのVRゲームが良いかわからない・・・まずはこれから始めましょう!『Meta Quest 3』『Meta Quest 3S』初心者向けのきっとハズさない超おすすめ&定番VRゲーム

豊富なラインナップながら玉石混交で、VR初心者には手が出しづらいMeta Horizonストアから、VRビギナーでもこれなら間違いないというVRゲームを厳選

今回は、『Meta Quest 3』や『Meta Quest 3S』を手に入れたけれど、VRChat以外の楽しみ方がわからない、どんなゲームを選べばいいのかわからない、そんなVRゲームビギナーの方に向けて、筆者が実際にプレイした中でVRゲーム入門としておすすめできるゲームを紹介します。

初心者向けとして選んだ基準は以下です。

  • スマホゲームやコンソールゲームと違うVRゲームならではの魅力を味わえる
  • ボタン操作による複雑な操作がほぼなく直観的に楽しめる(チュートリアルさえ不要)
  • 15分間程度でも楽しめる(隙間時間に遊べる、初心者でも疲れにくい)
  • VRに慣れてなくても酔いにくい
  • 安価(数百円から高くても2,000円台)

こういった基準で選んだ、「VR初心者でもハズさず楽しめるゲーム」をお探しの方はぜひお読みください。

「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」

まず、ガンダムファンなら絶対に外せないのが「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」です。このゲームでは、夢にまで見たモビルスーツのコックピットに乗り込んで、宇宙を飛んだり、モビルスーツ戦を体感できます。筆者としては、これまで体験したVR映画作品の中で最高峰だと感じました。

絶対にVRでしか体感できないガンダムの世界に没入できるため、ガンダムが好きな方や、かつてファンだった方にはぜひ試してほしい一作です。ガンダム好きの友人などにプレイさせてあげると、とても喜ばれますよ!

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「The Thrill of the Fight」

リアルなVR格闘技ゲームを求めるならボクシングゲームの頂点「The Thrill of the Fight」です。パンチの動きだけでなく、プレイヤーのフットワークや体の動きもスムーズに反映され、まるで実際に戦っているかのような感覚を味わえます。パンチも単に当てれば良いのではなく、パンチの入射角やスピード、拳の移動量などもダメージ要素に判定されますので、ゲームというよりボクシングシミュレーターです。

AI対戦相手の戦い方もリアルで、設定次第でレベル調整やラウンド数なども変更できるため、幅広いプレイヤーに対応しています。格闘技経験の長い筆者でも対戦していて違和感を感じるところが一切ないのは、このゲームのみです。

VR格闘技ゲームの中では最もリアルで恐らく筆者が最も長時間プレイしているVRゲームですが、もちろん子供や全くの素人でも楽しめるように難易度はとてもゆるいところから始まりますので(最初はメタボのおじさん相手です)、安心してプレイしてください。

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「Blade & Sorcery: Nomad」

中世の武器や魔法を駆使して自由に戦いたいとか、特に剣術などの武術が好きな人におすすめなのが『ブレイド&ソーサリー:ノマド』(Blade & Sorcery: Nomad)です。物理演算が非常に優れているため、剣を振るだけでなく、物や敵を掴んで投げたり、好きな戦い方で楽しめます。

さらに、Mod対応により、キャラクターや武器、マップが豊富で、自分の好きなようにゲームをカスタマイズできます。アニメや映画をテーマにしたキャラクターや、まったく異なる世界観の武器を使用して、想像力をフルに活かした戦闘を楽しむことができます。薙刀やサスマタ、トンファなど、フラットゲームを含め普通のゲームではまず見ることのないマニアックな武器もたくさん使えますよ。

 

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「Vader Immortal」シリーズ(スターウォーズ)

誰もが知っているSF映画の超大作「スターウォーズ」のVR版です。プレイヤーは新米ジェダイとしてライトセーバーやフォースを学びながら、スターウォーズの世界を探索し、戦います。オープンワールドなどではなく、インタラクティブ要素の多いVR映画のようなタイプのゲームですが、その分、スターウォーズの世界に没入している感覚は抜群で、ブォンブォンと音を立てるライトセーバーを不要なシーンでも不審者のように振り回したくなるはずです。

特に、初めてダースベイダーと間近で対面した時の圧の強さは凄いですよ。完全に現実の世界を離れてスターウォーズの世界に飛び込む体験は、VRの魅力を体感する上でも試す価値ありです。また、本編以外にジェダイとしての稽古をするコンテンツがありますので、そのコンテンツではライトセーバーを用いた戦いを練習できます。「本格的な格闘ゲームまでは・・・」という方にもちょうど良いと思います。

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「Gun Club VR」

実銃を撃ってみたいとか、サバゲー好き、シューティングゲームが好きな方ならまずプレイすべきなのが「Gun Club VR」です。拳銃やショットガン、アサルトライフルなど、さまざまな銃を射撃場で撃つことができます。銃のバリエーションの豊富さとグラフィック(特に金属感)はMeta Questでは最高だと思います。

VRでは通常、弾の装填やリロードはボタン操作ではなく実際に手で行うため、初心者がいきなり銃激戦やゾンビゲームに手を出すとあたふたしがちです(それも楽しいのですが)。このゲームはそういう銃の扱い方や、VR内での操作・射撃の基本を学ぶには最適です。ストレス解消にバンバン撃ちたいという方にも向いていますし、かなりおすすめのゲームです。

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「8番出口VR」

フラットゲームでも人気なのでゲーム自体はみなさんご存知だと思いますが、「8番出口」自体を元々VR向きに開発したのではと思うくらいVRにマッチしています。基本的にはホラーゲームのような怖さはないのですが、一部の異変シーンはVRならではの恐怖感があり、思わず声をあげてダッシュで逃げてしまいました。

友人や家族と一緒に楽しむ接待用ゲームとしてもぴったりです。操作も非常にシンプルなので、初めてMeta Questを被るような人でもプレイできるゲームです。

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筆者未プレイながら定番のおすすめゲーム

「Beat Saber」

VRゲームの代名詞とも言える「Beat Saber」は、音楽に合わせてライトセーバーのような剣でリズムに乗って物を斬るアクションゲームです。視覚的にも楽しく、音楽を楽しむと同時に体を動かせるため、エクササイズにも最適です。DLCによって人気アーティストの楽曲が追加され、長く楽しめる要素も充実しています。

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「SUPERHOT VR」

通常のシューティングゲームとは異なり、自分が動いている間だけ敵も動くというユニークなシステムを持つ「SUPERHOT VR」は、VR版ならではの没入感を提供してくれます。敵や銃弾の動きを見ながら、自分がどう動くかを戦略的に考えるパズル要素もあり、スタイリッシュなビジュアルが魅力的です。映画「ジョン・ウィック」のようなクールな銃撃戦をVRで楽しむことができます。

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まとめ

ここで紹介したゲームならまず大ハズレということはないと思いますし、特に格闘系・シューティング系は初心者でも楽しめつつ、レベルが上がったり設定で難易度を変えることで、何年もずっとプレイし続けられるほどのリプレイ性があります。

「VRChat以外の使い方がわからない」「どんなVRゲームがあるかわからない」という方はぜひこのページで紹介したゲームをプレイしてみてください!